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■ヨーロッパ環境事情−交通機関編−

 日本は自動車社会ですが、ヨーロッパも自動車社会です。ヨーロッパは日本と違い結構古い車が走っています。もちろん日本の車も結構走っていました。

 見たところ、ヨーロッパは圧倒的にディーゼル車の需要が多いようです。東京都では現在、ディーゼル車規制が施行されていますがヨーロッパの方ではまだないようです。

 ヨーロッパを移動するのには公共交通機関が大変便利です。ヨーロッパにはトラム(路面電車)が走っています。又、バス、電車、地下鉄と頻繁にでています。

 EMSという考え方は、イギリスから始まってヨーロッパで先進的に取り入れられたことから、ヨーロッパの交通は環境配慮の面から進んでいるかというとそれほどではないようです。しかし、公共機関を充実させることによって、自動車の使用を少なくすることはできます。

 日本においても環境対策の一つの方法として、公共交通機関普及の声が聞こえます。しかし実際に採算面を考えると、現実的に運営できるかどうか、それは現状の交通機関をみると大いに疑問だと言わざるを得ない状態です。現実、宮崎県でも利用者の減少から宮崎交通が産業再生機構へ支援を決定しています。

 イタリアのフィレンチェでは、利用者の多い路線では通常の大きいバスですが、利用者の少ない路線は8人乗りバスが走っていました。こうした交通機関における利用者の把握や顧客要望の把握努力も必要でしょう。しかし、それと同時に利用者、いわゆる多くの人々が環境対策として公共交通機関を使用しようとする意識の変化も必要です。人々が利用すればさらに公共交通機関は便利になるでしょうし、採算もとれ、環境対策の一部を担うことができるのではないでしょうか。



[2005.03.22]


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